東大病院小児集中治療室 NICU

新生児生命倫理研究会

第3回 新生児生命倫理研究会のご案内

2018年3月に開催しました第2回新生児生命倫理研究会には約90名の方々にお集りいただき、ありがとうございました。本研究会は以下の設立趣意にあるように、医学系と人文・社会学系の融合による学際的研究と、学問としての「新生児生命倫理学」の確立を目指しています。今後さらに「新生児」の「生命倫理」のために積極的に活動を展開したいと考えています。

さて昨年より、第3回の研究会の開催を目指して準備して参りましたが、予定通り2019年3月9日に東大内で、第3回新生児生命倫理研究会を開催いたします。過去の2回は半日の開催でしたが、議論が中途半端になることから、今回は午前午後の終日の開催といたします。また、会場は座席にマイクがあり、議論も活発に行えると期待しています。
内容につきましては、昨年に引き続きBioethics生命倫理学の世界的パイオニアの一人で、日本生命倫理学会前々代表理事・早稲田大学名誉教授の木村利人先生をお招きしてご講演をしていただきます。
また、その他にも3つの講演を予定しています。NIPTにも関係するいわゆる優生思想について、埼玉医大教授の加部先生に、成人領域などでは検討がなされている臨床倫理コンサルテーションシステムについて、東京大学臨床倫理センター長の瀧本先生に、また昨年に引き続き早稲田大学准教授の横野先生に、治療拒否の事例についてご講演をしていただきます。
過去2回、好評をいただきながら、時間不足が指摘された症例検討も今回は2時間以上の時間を確保いたしました。2-3症例について、倫理の専門家を交えての活発な議論をお願いしたいと思います。

もし、ご都合がつきましたら、参加無料ですので、ぜひ足をお運びいただけたらと思います。尚、今回は比較的余裕はありますが、会場の収容人数には限りがありますので、以下の通りに事前にご登録いただきますようお願いいたします。積極的なご参加を希望しています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

第3回 東京新生児生命倫理研究会 第3回新生児生命倫理研究会チラシはこちら(PDF)
    

第3回 新生児生命倫理研究会プログラム

【第一部】講演 10:05-11:25
講演1.  10:05-10:45 (質疑含む)
・出生前診断は誰のため?−私たちの優生思想
・埼玉医科大学総合医療センター 教授 加部一彦 
講演2  10:45-11:25(質疑含む)
・臨床倫理コンサルテーションシステムの構築と新生児ケースへの適用
・東京大学医学部附属病院 臨床倫理センター センター長 瀧本禎之

(休憩)

【第二部】 特別講演 11:35-12:35
・遺伝情報といのちの権利~バイオエシックスのアプローチ
早稲田大学名誉教授
・ジョージタウン大学ケネディ倫理研究所特別研究員 木村利人  
休憩: 12:35-14:00 

【第三部】  講演 14:00-14:40 
講演3.  14:00-14:40 (質疑含む)
・親の治療拒否事例における親権停止の現状 
・早稲田大学社会科学部 准教授 横野恵 

(休憩)

【第四部】 症例検討 14:50-16:55
座長 東京大学 小児・新生児集中治療部 教授 高橋尚人
倫理的意思決定に苦慮した2-3症例 


日 時 平成31年3月9日 (土曜日)10:00-17:00  (9:30受付開始)
場 所 東京大学 情報学環 福武ラーニングシアター
参加対象者 医療関係者
参加登録 事前登録をお願いしています。早めの登録をお願いいたします。
登録方法 nicu-office@umin.orgに参加希望のメールをお送りください。特に書式はございません。過去と同様、メールをいただきましたら、詳しいアクセス法をお知らせいたします。登録に余裕があるか、お気軽にお問い合わせいただいても結構です。
研究会に関する
お問合せ先
東京大学小児・新生児集中治療部 新生児生命倫理研究会事務局 高橋尚人
URL: nicu.umin.jp、TEL:03-5800-8659、E-mail:nicu-office@umin.org
ご不明の点等ございましたら、遠慮なく上記のメールアドレスにお知らせ下さい。

第1回講演をYouTubeで聴くことができます。


新生児生命倫理 仁志田先生


新生児生命倫理 横野先生


設立趣意

日本の新生児医療は生存率では世界一のレベルを維持し続けており、在胎22-23週といった生命限界にある児や致死的とされた先天異常児の救命につながっている。しかし、このような医療は必ずしも世界的に行われているわけではなく、それらの児への治療を制限している国も多く見られる。

最先端の医療を行う日本の新生児医療の責任として、それらの児の救命についての生命倫理的裏付けがなされるべきと思われる。自然科学と人文・社会科学を融合した学際的生命倫理研究を行い、これらの新生児の「最善の利益」についての考え方を提案していくことを目的に、本会を設立する。



規約

第1章 目的

第1条
 1.本会は新生児をとりまく生命倫理の問題を学術的に検討し、
  新生児の生命倫理学の発展に寄与する。
 2.新生児の権利を守り、その福祉の向上をめざす活動を行う。

第2章 事業

第2条
本会は第1条の目的を達成するため、以下の事業を行う。
 1.新生児生命倫理研究会を組織し、新生児に関する生命倫理の問題を学術的に検討する。
 2.検討した内容を出版などの手段により社会に発信する。
 3.新生児医療における生命倫理上の問題について検討し、実際の医療の現場の課題に助言を与える。
 4.その他目的を達成するために必要な事業を行う。

第3章 組織および運営

第3条 本会は新生児生命倫理研究会と称する。
第4条 本会は複数の世話人で構成し、代表世話人を1名置く。
第5条 本会の事務局を〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学医学部附属病院小児科に置く。

第4章 会議

第6条 本会は定例研究会(年2回)と、必要に応じて代表世話人が招集する臨時研究
会によって運営される。

第5章 会計

第7条 本会の経費は東京大学医学部附属病院新生児・小児集中治療部運営費によって
支弁される。

第6章 その他

第8条 当規約は定例研究会の議を経て改正することができる。
1.当規約は平成28年1月6日より施行する。


世話人・事務局
世話人(敬称略)
仁志田博司  東京女子医大 新生児学 (代表)
加部一彦   埼玉医科大学総合医療センター 小児科
横野恵    早稲田大学 社会科学部
武藤香織   東京大学 医科学研究所
瀧本禎之   東京大学 医療倫理学/患者相談・臨床倫理センター
高橋尚人   東京大学 小児・新生児集中治療部 掛江直子   国立成育医療研究センター 生命倫理研究室長

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